ツイッターで話題の映画「ハーブ&ドロシー」、行列でした!

映画「ハーブ&ドロシー」日本公開版予告編

ツイッターで話題になっていた
『ハーブ&ドロシー』の映画を観に行ってきました。

日本では受け入れられないだろう、日本での上映はやめた方がいい
そんな意見もある中
この映画こそ今の日本に必要な映画だ!…と
熱烈な応援団ができて、日本でも公開となった映画だそうです。

その応援団のおひとりでもあるさとなおさん
『この2日間の観客動員でこの映画の今後が決まる。できればこの土日に足を運んで欲しい!』
とツイートされていた事もあり
大好きなさとなおさんがそこまでお薦めする映画なら観に行ってみようか!…と
日曜日に英語のテストを受けた帰りに相方と待ち合わせて、渋谷へ行ってきました。

なんと
初日の土曜日もこの日曜日も
上映館のイメージフォーラムには行列ができ
立ち見が出るほどの大盛況。

ここまでは愛の力。

ここからはもう自然に口コミで広がっていくでしょうね。
だって素敵なご夫婦のドキュメンタリーなんだもん。

ニューヨーク、マンハッタンの1LDKのアパートに暮らす
夫のハーブは元郵便局員
妻のドロシーは元図書館司書。

このマンハッタンの小さなアパートに暮らす
郵便教員と図書館司書というカップルの組み合わせが
まず私の心をくすぐりました。
ドキュメンタリーなのにホントの物語みたい!

<STORY>
郵便局員のハーブと、図書館司書のドロシー、夫婦共通の楽しみは現代アートのコレクションだ。
選ぶ基準はふたつ。
1、自分たちのお給料で買える値段であること。
2、1LDKのアパートに収まるサイズであること。
慎ましい生活の中で約30年の歳月をかけコツコツと買い集めた作品は、いつしか20世紀のアート史残す作家の名作ばかりに!そんなふたりに、アメリカ国立美術館から寄贈の依頼がやってきて…。
(ハーブ&ドロシーのサイトより)

ニューヨークでもあり、たくさんの芸術家たちが出てくるので
大好きなミュージカルのRENTをたびたび思い出しました。
このご夫妻に作品を買ってもらって
「やっとRENTが払える!」と当時喜んでいたSOHOの芸術家の話などなど。

何より感動したのはおふたりの姿でした。

映画の中で
どの作品についても質問されたら
「これは○○○の作品で…」と作者の名前をスラスラと答えるふたり。
でもどうしてこれを選んだのか、という質問には
「好きだからだよ」と答える。

お金持ちになれたのにどうして売らなかったのか、という質問には
「コレクションだからだよ」と答える。

あぁ、昔、絵が大好きで
美術に関係する会社に就職したけれど
本当に絵が大好きな人には買ってもらえないと
そのギャップに苦しんで仕事をやめちゃった友人がいました。
彼女に見せてあげたい映画だなー。

夫婦に必要なのは「価値観」というのは本当ですね。
大好きなひとがそばにいること。
大好きなものがそばにあること。
これだけでとてつもなく豊かな人生なんですね☆
そういう大切なものを見せてくれる映画です。

おふたりが
いつもピッタリと寄り添って手を繋いで歩いている姿は
まさに二人三脚。

そうそう
最後のシーンまで素敵なんですよね。

映画が終わるのが何だか寂しかったなー。
もっとふたりを見ていたかったです。
最後にはジーンと込み上げてくるものがあり
ハーブ&ドロシーみたいな夫婦になれたらいいな!
毎日のようにふたりで寄り添ってちょこちょこ歩いて
好きなものを見つけたくさんのひとに出会う。

ドキュメンタリー映像なんだけど
キレイだなー!と思うようなシーンがたくさんあって
おふたりに愛されているモダンアートたちが
すごく温かみのある作品としてスクリーンに映し出されていた。
ふたりに見つけられて一緒に暮らしていた作品たちは
美術品の中でも特に幸せなのかもしれないですね。

できれば
映画の中で出てきたハーブの作品もまじって
いつか展示会が開かれたら素敵。

ますます
ニューヨークの街が大好きになった!

素敵な映画なので
もっともっと日本全国に広がっていくといいですね!
上映館がたくさん増えますように。

ニューヨークからかけつけた
監督の佐々木芽生(ささきめぐみ)さんの舞台挨拶もありました。
佐々木さんのお話にも感動してまた涙…。
かっこいい&チャーミングな佐々木さんのファンにもなりました!
サインもいただいちゃった!
次の作品も楽しみ!

愛すべき夫婦、ハーブ&ドロシーのポストカードを購入。

c0227407_1982042

c0227407_1983387

c0227407_198564

SANYO DIGITAL CAMERA
プログラムに監督の佐々木さんにサインをして頂きました。

SANYO DIGITAL CAMERA

 

ハーブ&ドロシーのサイトはこちらです